実家の片付けから3週間たったときのこと。
母からメールが届きました。
今日のゴミ袋は8袋!
手前の部屋にあった椅子二つとディレクターチェアも粗大ゴミに出したよ。
組み立ててくれた棚は左右逆がいいかな?
ごみ箱の上の空間は棚にしてもらうといいかな?
上が木になっている引き出し二つは、手前の部屋の窓に並べて使うことにしました。
書類は、桐たんすの引き出しに収めました。
明日も頑張ります。
楽しい。
8袋!
なかなかやりますね、母。
今回は、私がどのように実家を片付けはじめたか、振り返ってみます。
8袋捨てた、より嬉しいこと
ひとりで作業をして、8袋も捨てるとは・・・
何度も言いますが、母は片付けが苦手で、なかなかモノを捨てられない人です。
8袋捨てるとは、なかなか快挙です。
しかし、それより嬉しい言葉がありました。
片付けが「楽しい」と!
とにかくやってみて、良かったなと思いました。
実家に対して、できること
母が今後の人生について考え始めたきっかけはこちらで書きました。
【実家の片付け】片付け苦手な60代母より、片付けの感想をもらいました。
母が今後、心軽く暮らすことができるように、私にできることは何だろう?
そう考えたときに思いついたのが、「片付け」でした。
机で埋め尽くされた居住スペースにもう少し空白を作ってあげたいと思いました。
スッキリさせるためにはどうしても、モノを減らす必要があります。
減らすというよりは、最適なものに変えていく、が正しいかもしれません。
大きな家具に限ってもらい物や転用が多いため、その空間に最適なものではないのです。
3LDK一人暮らしというせっかくの空間を、無駄に狭くしている感じがしました。
でも、最初のとき、母は
「別に困っていない。処分するものは特にない」
と言っていたのです。
はて、どうしたものだろう。
母のものを勝手に処分するわけにはいかない。
そこで、実家に置きっぱなしにしていた自分の荷物を完全に整理することにしました。
実家を倉庫にしない
都会の狭い部屋で一人暮らしが長くなると、つい実家を倉庫にしがちです。
溢れてしまった本や、間取りの都合で使えなくなった家電など、私も実家で保管してもらったこともあります。
捨てられない衣類を実家に送る人も多いようです。
そうしていなくても、実家を出るときに残していたものは、少なからずあるはずです。
実家を片付けたいと思ったら、まずはこのようなものを処分しましょう。
自分のものなので、親の判断なしで捨てられます。
思い出の品などは親が取っておいていることもあります。
が、自分自身が捨てがたいものと親が捨てたくない思い出は、必ずしも一致しません。
私の場合、奇跡的に出来が良くてランキングに名前が載った模試がありました。
当時は親も喜んでいたし、残しておきたい? と聞いてみたら、
「そんなものよりキーホルダーのコレクションを残しておいて」
と言われました(;^_^A
アイディアを提供する
自分のモノを処分したら、少し空間ができました。
押入れの中の空間でしたが、できた空間をどう使うか、というアイディアを出しました。
ここは棚を置けば使いやすくなるので、こういうモノを置いてはどうだろう?
それを移動するとこっちに空間ができる。
こっちの空間にはこれがあったほうが、使いやすいのでは?
という具合に。
実際に少し移動してみたりもしました。
モノを減らして空間を有効に使うことで、どう使いやすくなるか? をイメージしてもらうためです。
他人の言葉をかりよう
「モノを減らそう」「片付けたほうがいい」という言葉は言い争いのもとです。
直接説得する自信もないし、言い争いも面倒なので、私は本を貸しました。
母は読書が好きなので。
たぶん本気で読んではいない。でもパラパラめくってはくれているようです。
ライフオーガナイズの手順について、私なりにまとめたペーパーも渡しました。
テレビ番組を紹介するのも良いですね。
住まいのダイエット | 朝日放送…捨ててスッキリ!片づけアイディアも少しアリ。
助けて!きわめびと - NHK…テーマいろいろ。片付け関係も多いのでチェック。
自分で説得しようとするとこじれたりするので、このような間接的な方法もおススメです。
まとめ
実家の片付けを始めるにあたり、私が気を付けたことは、
- まずは自分の荷物を完全に整理する
- 片づけたらどうなる? 具体的ビジョンを提示する
- 直接説得はケンカのもと。誰かの言葉をかりる
そんな感じで、少しずつ紐解いていっています。