【連載】第四の生き方<17>~強さではなく勇気

ひとり読書会、始めました。

課題図書はこちら。

第四の生き方―「自分」を生かすアサーティブネス

第四の生き方―「自分」を生かすアサーティブネス

  • 作者:アン ディクソン
  • 出版社/メーカー: つげ書房新社
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本

1か月くらいかけて、
全19章を読んでいきます。

今日は、第17章を読んで感じたこと。


前回の最後に

「他人の評価に依存して生きるのは無責任」

「自分の人生を生きよう」

と書きました。


アサーティブに生きる。
自分の人生を自分の責任で生きる。

私は長く、これをとても険しい道だと思っていました。

なぜなら、

アサーティブであることを
・思ったことを堂々と主張しなければいけない。
・それによる批判や誤解を受けても、我慢しなければならない。

自分の責任で生きることを
・自分ひとりの力で、生きていかなければならない。
・経済的、精神的に、一人で生きていけるにんげんでなければならない。

と思っていたから。

だから、

いつでも堂々と主張できない私はダメ。
批判や誤解に耐えられないからダメ。
給料のいい会社に就職できなかったからダメ。
悲しくて人に頼りたくなる自分はダメ。

となり、普通にめちゃくちゃ苦しかった。


「自分を好きになれ」
「ありのままの自分を認めろ」
と言われても、

好きになれる要素なんかないし、

ありのままの自分になると、
上記のダメな自分になってしまうから、
そんなことになったら、
ただひたすらダメなだけの人になってしまう。

と、思っていました。
とにかく強くならなくちゃ、って。


ここを解くのに、長い時間がかかりました。
そういう意味では、
アサーティブへの道は、確かに長く険しいかもしれない(笑)


実際は、
いつでも堂々と主張できないこともあるし、
批判や誤解が悲しいのは当たり前だし、
給料は良くないけど就職して生きてこれたし、
悲しかったら頼っていいし。

自分に課しすぎていたな。

アサーティブな強さというのは、自分で選択していけるということだ。まわりに受け入れられる自分ではなく、ありのままの自分でいるために選択していくことだ。他人から認めてもらおうとすると、いつも自分を縛り付けることになる。
「第四の生き方」 P259より

ありのままの自分を生きること。

これには確かに強さが必要だけど、
その強さは、
外側の基準に合わせて自分を変えるように頑張る強さとは違う。
完璧になろうとするのとは違う。

弱さをさらけ出す強さであり、
その自分から行動していく強さ、

つまり、勇気なんだなと、今は思うのです。




第四の生き方―「自分」を生かすアサーティブネス

第四の生き方―「自分」を生かすアサーティブネス

  • 作者:アン ディクソン
  • 出版社/メーカー: つげ書房新社
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本


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