実はこの記事、
前回アップした選択理論の本を読む前に
書いたものです。
▼前回の記事
【本】初めての選択理論・人間関係をしなやかにするたったひとつのルール - ライフオーガナイザーつばめの「片づけ実践日記」
そのため、前後しますが、お許しください。
以前子育てママ向けのアンガーマネジメント本を紹介しました。
【本】子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本 ~子育てママ向けアンガーマネジメント - ライフオーガナイザーつばめの「片づけ実践日記」
実は、その前に買った本がありました。
でも、そのときはあんまりしっくり来なかったんです
アンガーマネジメントって。
イライラっとしたときに
簡単に取り組めるヒントがたくさんあるのですが、
どーうしても
怒りをコントロールするための小手先のテクニック、
という感じがして。
まぁでも、一度ちゃんと読もう、と思って、
最初に買ったこの本を読み返しました。
概要
怒りとは何なのか?
怒りをどうとらえて、どう扱うか?
このへんは、
アサーティブコミュニケーションについて
知っている人なら既知のことが多いでしょう。
アサーティブジャパン | アサーティブとは
そのようなことが説明されたあと、
実際に怒りがわいたときの対処法として、
具体的な方法がいくつも挙げられています。
怒りがわいたときの対処法
参考になったことをピックアップすると・・・
ストップシンキング
怒りがわいてきたときに、
頭を真っ白にして、考えるのをやめる方法。
これは参考になるというか、
たぶん、本当に辛いストレスなどが加わったとき、
自衛手段として、こうなる人はいるだろうなと思いました。
辛い出来事の前後の記憶がない、とかね。
そういう意味では有効だと思うんです。
でも、いい方法なのかと考えるとちょっと・・・
なんか悲しいです。
コーピングマントラ
怒りがわいたときに、楽しくなったり、
気が晴れるようなおまじない的言葉を用意しておき、
それをつぶやく方法。
「ビビデバビデブー」
「ありがとう」など。
怒りを抑える方法で「6秒数える」という有名なのがありますが、
私はこの間に怒りが増幅します。
なので、実際に別の言葉を思い出したり、
喋ったりするこの方法は、
今の怒りからは気がそれやすくなる感じはします。
ポジティブモーメント
過去の成功体験を思い出し、自分を励ます方法。
この成功体験の洗い出しのためには、
幸せなことを記録しておく「ハッピーログ」や
成功体験をメモしておく「サクセスログ」など、
記憶の整理が必要です。
グラウンディング
怒りが長引く人は、過去や未来に意識が飛びがちだそうです。
確かに、6秒数えるうちに過去のことや、
これがうまくいかなかったらどうなる?など、
バーっと思考が巡り、怒りが増幅される気がします。
そういう人は「今」に意識を集中することが大事。
携帯の傷や、ボールペンなど、
実際に今ここにあるものを見つめ、観察すること。
これで「今」に意識がいく、とのことです。
ミラクルディエクササイズ
怒りの問題が解決した状態をイメージする。
その状態で、どんな一日が送れるか?を想像して
良いイメージを持ち、
怒りの問題を解決するモチベーションを上げる。
これって、逆算手帳のワークの中にもある
理想の一日を考えるのと似ています。
逆算手帳 GYAKUSAN planner 2018年版 A5 ダブルマンスリー(ガントチャート&カレンダー)
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アンガーマネジメントの方法
他にもいろいろな方法が紹介されていますが、
大きく分けて、
- 怒りがわいた瞬間になんとか収めるためのもの
- 怒りの原因を考えて、自分の考え方を変えるためのもの
の2種類がありそうです。
私はこれまで、瞬間的な対処方法ばかりを見ていました。
ハッピーログやサクセスログは、
自分の成功体験や幸せを感じる瞬間を見つめなおすことで、
瞬間的にはできないことです。
また、ここには挙げませんでしたが、
自分の思い込みを探ったりするワークなどもあります。
これは、怒りをマネジメントするという目的以外でも、
生きやすくなるために必要な自省方法です。
怒りをマネジメントするためにやる、のではなく、
自分を見つめることで、
結果的に怒りの沸点も下げられることになる、
ということではないかな~と思いました。
まとめ
自分が幸せであればあるほど、
怒らないで済むような気がしています。
「怒らないために」というよりも
「幸せになるために」、いろんな方法を実践したいな。
私がアンガーマネジメントという切り口にしっくりこないのは、
そういうことなのでしょう。
まとめのまとめ
以上が、選択理論を知る前に書いた、
アンガーマネジメントへの感想です。
怒りをコントロールするよりも、
その奥にあること、
アンガーマネジメントをする目的とか、
もっと根本の解決が必要なのでは?ということですね。
アンガーマネジメントは役に立つ手法ですが、
単なるテクニックとして取り入れるだけでは、
あまり効果がないように思います。