昨日記事にした映画「脳内ポイズンベリー」。
心理学的にも面白い映画でおすすめです。
▼昨日の記事
【映画】ネガティブ思考の行動に笑える「脳内ポイズンベリー」 - ライフオーガナイザーつばめの「片づけ実践日記」
この中で主人公が
脳内で記憶を書き換えるシーンがありました。
これが心塾での学びと通じるものがあったので、書いてみます。
傷つく記憶に書き換える脳
映画の主人公は30歳の女性なんですが、
付き合うことになった相手は23歳。
で、付き合いはじめの主人公が年齢を尋ねられ、
答えるのですが、相手に
「30? ・・・ないわ〜」
と言われるのです。さわやかな笑顔で。
主人公はこれを
「は?30? 30女と付き合うなんて、ありえないんだけど!」
的な別れの言葉と捉え、
その場から何も言わずに逃げ去るのでした。
で、あとで記録係が記憶を反芻するんだけど、
脳内のネガティブさんのせいで
「ハッハッハ!30歳でそんな格好!イタイ!」
的な、言われてもいない記憶になって蘇ってくるのです。
で、思い出せば思い出すほど、実際と違ってくる(笑)
結局、あとでまた本人と会うことができ、
「30にはとても見えない(若くみえる)」
という意味だったとわかります。
守るために自分で自分を刺す
まぁね。映画だと笑えますけどね。
ホント、学ぶことの多いシーンです。
心塾で聞いたことと通じるな、と思ったのは
「人は、相手の言葉を勝手に受け取って、自分で刺す!」
うっかり信じて深く傷つきたくないから。
そんな傷を受けたら立ち直れなくてきっと生きていけないから。
自分に刺す言葉を必死で探す。
早めに受け取って、傷つく言葉と認定しておけば、
深い傷を回避できるから。
自分で「自分のここがダメ」と思っているところを用意して
相手がそれを指摘したような気がしたら、
素早くそのナイフを拾って、自分に刺す!
本当にそう思われていたら怖い! 恐ろしい!
だから相手の真意を確認する前に、とにかく刺しとく!
そしてその人に近づかないようにしたり、
嫌いになって遠ざけたりする。
そしてまた、それらしいナイフを次々に受け止め、
次々自分に刺していく。
記憶を歪めてでも!
そうやって、早めに用意しておけばおくほど、
決定的な言葉には出会わなくなるけど、
傷つく機会はどんどん増えていきます。
どこへ行っても、誰といても、傷つきます。
だって、傷つく言葉を、常に注意して
必死で探しているから。
事実(記憶)を歪めてまでも、刺そうとするから。
傷つかないために注意したり、心の準備をしてたのに、
実際には傷ついてばっかりになるという、
魔のループの誕生です。
(ああ耳が痛い)
抜け出すためには
傷つかないように注意するのをやめる。
守るのをやめる。心の防具を外す。
傷ついてもいいや~
それで死なない~~ と思う。
で、
相手は自分のこと大好きだと、思ってみる。
自分は愛されていると信じてみる。
相手が自分のこと大好きだと思っていれば、
主人公が言われた
「30? ないわ〜」
も、きっと受け取り方が変わりますよね。
「え〜? ない? ないってどう言う意味?」
とニュートラルに聞けるかもしれないし、
「ないでしょ〜? 私もなにかの間違いだと思うの〜(てへ)」
とか、返すかもしれませんね。
あ、余談ですが、受け取り方を変えずに
こういう場合の「うまい切り返しテク」だけ学んでも、
結局ナイフは自分で刺しているので、辛いですね。
ナイフを刺すかは自分で選べる
このナイフを自分で刺さないようにする。
その選択をするのは、自分自身です。
まずは、
自分は愛されていると信じてみること。
自分のダメなとこリストを捨ててみること。
否定されてもいいか〜、と思ってみること。
・・・ってここまで書いてみたけど、
そう言われても難しいなぁ~
なんか、これじゃやれる気にならないような・・・
なんかイマイチな記事だなぁ~
(と脳内のネガティブ私が言っております)
・・・いやいや!誰かに届くかもしれない!
私は愛されているから。
わかんない、って言われてもいいか!
いや、言ってくれたほうが今後のためにもいいかも!
怖いけど、ちょっとだけ、やってみよう!