「しつけ」か「コントロールしない」か? 目的を考えたら少し変わりました。

我が家の息子は現在年長さん。
未満児クラスから通っており幼稚園生活4年目ですが、
3年間、登園グッズのしたくが全く身に付きませんでした。

入園当初はね、
まだ2歳だったからできないと思っていたし、
私が全部やるとこからスタートしたんです。

まーでも、私が説明しながら支度しても興味は示さず。


年少になるとき、年中になるとき、
4歳になったら、5歳になったら・・・


何かとタイミングを図り、
自分でやるように言ってきましたが、
まぁ、やらない。

ときどき怒られて超めんどくさそうにやる。
やべっ、母ちゃん怒った!って感じでやる。(笑)

幼稚園の保護者同士の会話で、
年中くらいの子で「したくは自分でやるよ」と耳にし、

え・・・自分でやる日が来るように思えんけど・・・

と焦りを覚えました。
f:id:katamame:20180625100045j:plain:w400

試行錯誤あれこれ

息子がちょうど3歳になる頃に妹が生まれました。
そのため、年少の頃は赤ちゃん返りもあり、
あれこれ根気よく教えるのも大変で。

私がしつけをサボっていたせいかな
と思ったこともありました。


「次〇〇だよ~」と予告的に言ってみたり、
「コップを袋に入れて~」と具体的に言ってみたり、
おしたくボード作ってみたり・・・

本やネットに書いてあること、
いろいろやってみたが、ダメ。
あんまりやらないので感情的に怒鳴ってしまうことも。

で、怒鳴るとやったりするわけですよ。
でもその状況にもホントうんざりするわけです。

コントロールしたくないけど

ある心理学の本を読んで
「相手をコントロールしようとしてはいけない」
というのに深く納得してから、
怒ることで言うことを聞かせようとするのはやめました。
怒鳴ったりしたくないし。

が、

「コントロールしようとするなって言われてもさ!
 朝のしたくは自分でできるようにならなきゃいかんだろ!?
 このまま行ったら絶対できるようにならないぞ!?
 どーすんだ!」

と思っていました。

↓ちなみに読んだ本はコレです
【本】初めての選択理論・人間関係をしなやかにするたったひとつのルール - ライフオーガナイザーつばめの「片づけ実践日記」

二つの変更と挑戦

この4月、妹も同じ園に通うことになったのを期に、
身支度システムを変更しました。
【春休み企画】幼稚園児が自分で身支度できる収納を目指して第一歩。 - ライフオーガナイザーつばめの「片づけ実践日記」


さらに5月から「ほめる」を意識するようになって。


なんと今月に入って、
前日にしたくをしたんですよ!
当日の朝やらせるのにも四苦八苦だったのに。

すごい変化じゃないかこれ?

ほめる、下心を捨てる

この「ほめる」ですが、
別に、したくを自分でさせたくてやったわけではありません。

いや、嘘(笑)。

最初は「ほめる」ことを言うことを
すんなり聞いてもらうための手段と捉えていました。

だから、結局はコントロールの手段でしょ?
と思ってあまり乗り気じゃなかったんです。


でも、そういう下心があると、長続きしないんですよね。

怒りすぎて子供の自尊心を傷つけたり、
自信をはぎ取ったりしたくない。
私の言葉で子供を傷つけなくない。
子どもと、優しく楽しく会話ができる関係でいたい。

そう思うようになってから、
わりとほめられるようになったし、
怒鳴ってしまうことも減りました。

気づけばかなりスムーズに朝の支度をするようになっていました。

ビックリする息子の変化

いや、それだけじゃなく、
帰宅後にカバンを定位置に置く、
というのを文句言わずできたり、
「おやつ食べるなら手を洗って」と言うと
「はーい」と言って洗うようになったんですよ。
(前は手洗いを嫌がっていた)

「したくを前日にやる」というのは、
私が提案したのですが、
本人が「それいいね!」と言い、
自分でやる順番を決めたんですよ。


なんかすごいんですけど?
いろいろ驚きです。

まとめ。しつけは置いとく

しつけ、という言葉、私は好きじゃないのですが、
子どもには、生活するのに最低限自分でやらなければならないことを身につけてもらう必要がありますよね。

これが本当に憂鬱でした。
「やらせなきゃ!」「でもちっともやらない!!」
の繰り返し。

そこに加わる「コントロールしてはいけない」!!


すごいジレンマでした。


私は「しつけ」で何かをさせることをとりあえず横に置き、
「子どもとの関係をもっと気持ちよいものにしたい」
と思ったときに、「ほめる」ができるようになりました。

で、ほめるようになったら、
リクエストも聞いてくれるようになった。


いやー、、、

もう「しつけしなきゃ!」とか、考えるのやめよう。

もちろん、必要なことは教えるし、
こうしてほしいリクエストはするけど、
心を砕くべきはそこじゃない。

動きやすい仕組みと、話を聞き入れやすい関係。

それを作るのが大事なんだなと思った出来事でした。