【連載】第四の生き方<9>~感情とつながる必要

ひとり読書会、始めました。

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第四の生き方―「自分」を生かすアサーティブネス

第四の生き方―「自分」を生かすアサーティブネス

1か月くらいかけて、
全19章を読んでいきます。

今日は、第9章を読んで感じたこと。


アサーティブにコミュニケーションをするうえで、
自分の感情を把握しておくことはとても重要だ。

感情というと、
自分をわけのわからない状態へ
押し流してしまうもののように感じるかもしれない。

私たちの社会では
感情をストレートに表現することはあまり歓迎されない。
感情を表現しないことは大人のたしなみであったり、
理性的でよいとされている。

こうして厄介者扱いされた感情は、
阻害され、私たちから切り離されてしまう。
いちいち感情を捉えないように訓練し続けているから、
いざ感情を把握しようとすると、これが意外と難しい。

その瞬間何を感じるかが重要なのは、
それが自分がどうしたいのかにつながるからだ。

自分の感情を把握できないと、
自分の希望や要望も把握することが難しい。

アサーティブコミュニケーションでは、
自分の要望を素直に正直に伝えることが重要になる。

そのためには、まず、
自分のその瞬間の感情をよく感じられるようになる必要がある。


私にはこれがとても難しかった。
正直に言うと、今も難しいと感じることがある。

ミーティングで、
今の気持ちを伝える機会がよくあるのだが、
なかなか感情をつかまえることができない。

凪のような、無風の状態であることが多いように感じる。
感情にとらわれず白紙でいようとしている。



感情の表現には3つの段階がある。

第一の段階は、自分の中で何が起こっているかに気付いて認めること。
第二の段階は、感情を言葉で表現すること。
第三の段階は、涙、叫び、震えなど、体を通して感情を表現すること。

P112,113より抜粋

一度沸き上がった感情は、抑え込んでも、
なんとかして外へ出ようとする。

そして、抑えたら抑えた分だけ溜まっていく。

溜まった感情が、あるとき、
全然関係のない場面で、
関係のない人に対して爆発する。

だから人は「感情は怖い」と思うのだろう。

感情をどうやって表現したらいいのか、もう一度学び見直そう。同時に、過去にためておいた感情のふたを開けてそれを解放しよう。
感情を認めてそれを言葉で表現しない限り、私たち自身のコミュニケーションや人間関係をゆがめてしまうことになりかねないのだ。

「第四の生き方」 P114より

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