ひとり読書会、始めました。
課題図書はこちら。
- 作者:アン ディクソン
- 出版社/メーカー: つげ書房新社
- 発売日: 1998/10
- メディア: 単行本
1か月くらいかけて、
全19章を読んでいきます。
今日は、第15章を読んで感じたこと。
この章を読んだタイミングで、
NHKの「あさイチ」がセックスレス特集だった。
途中までしか見られなかったけど、
どんな意見が出されたのか・・・
「性について夫婦で率直に話し合おう」
的な展開だったのだろうか。
性の話って、夫婦でもそれ以外でも、
率直には扱いにくい話だ。
だからこそアサーティブが必要で、
そのために、
セクシャリティについて扱うこの章があるのだろう。
と思いながら読んだんだけど、
後半で「なるほど」と思う部分があったので引用。
第9章で述べたように、私たちの感情はいろいろな欲求と関連している。直接表現されない気持ちは、別のかたちで表現されたがっている。特に性的な状況では、私たちは精神的にデリケートになり、感情が表現されやすくなる。
「第四の生き方」 P233より
性的なことは、男女の役割などの社会通念も強固だし、
大っぴらに話すことではない、という観念も強い。
比較的オープンな情報も、あるにはあるが、
技術的なことだったり科学(医学?)的なことばかりで、
そこと自分を比べて自信がなくなったり
(あるいは謎の自信を持ったり)して、
余計に話しにくくなる。
そうやって蓋をされている部分であり、
かつ、感情が表現されやすくなるという、
とてもセンシティブな領域なのだ。
ある意味で性的な場面は、
これまで学んできたことが集約されるところなのだ。
単に、性的な場面でアサーティブな態度をとる、
ということではなくて、
それ以外の場面でもアサーティブであろうとすること。
その上で、
より強固な自分の観念に気づいたり、
蓋をされている感情に気づいたり、
そしてそれをアサーティブに表現できる、
最高の実践の場なのだ!
- 作者:アン ディクソン
- 出版社/メーカー: つげ書房新社
- 発売日: 1998/10
- メディア: 単行本
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