【連載】第四の生き方<15>~セクシャリティについて

ひとり読書会、始めました。

課題図書はこちら。

第四の生き方―「自分」を生かすアサーティブネス

第四の生き方―「自分」を生かすアサーティブネス

  • 作者:アン ディクソン
  • 出版社/メーカー: つげ書房新社
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本

1か月くらいかけて、
全19章を読んでいきます。

今日は、第15章を読んで感じたこと。



この章を読んだタイミングで、
NHKの「あさイチ」がセックスレス特集だった。

途中までしか見られなかったけど、
どんな意見が出されたのか・・・

「性について夫婦で率直に話し合おう」
的な展開だったのだろうか。


性の話って、夫婦でもそれ以外でも、
率直には扱いにくい話だ。
だからこそアサーティブが必要で、
そのために、
セクシャリティについて扱うこの章があるのだろう。

と思いながら読んだんだけど、
後半で「なるほど」と思う部分があったので引用。

第9章で述べたように、私たちの感情はいろいろな欲求と関連している。直接表現されない気持ちは、別のかたちで表現されたがっている。特に性的な状況では、私たちは精神的にデリケートになり、感情が表現されやすくなる。

「第四の生き方」 P233より

性的なことは、男女の役割などの社会通念も強固だし、
大っぴらに話すことではない、という観念も強い。

比較的オープンな情報も、あるにはあるが、
技術的なことだったり科学(医学?)的なことばかりで、
そこと自分を比べて自信がなくなったり
(あるいは謎の自信を持ったり)して、
余計に話しにくくなる。

そうやって蓋をされている部分であり、
かつ、感情が表現されやすくなるという、
とてもセンシティブな領域なのだ。

ある意味で性的な場面は、
これまで学んできたことが集約されるところなのだ。

単に、性的な場面でアサーティブな態度をとる、
ということではなくて、
それ以外の場面でもアサーティブであろうとすること。

その上で、
より強固な自分の観念に気づいたり、
蓋をされている感情に気づいたり、

そしてそれをアサーティブに表現できる、
最高の実践の場なのだ!

第四の生き方―「自分」を生かすアサーティブネス

第四の生き方―「自分」を生かすアサーティブネス

  • 作者:アン ディクソン
  • 出版社/メーカー: つげ書房新社
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本


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