SNSで紹介されていた本が面白そうだったので読みました。
WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐渡島庸平
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/05/09
- メディア: 単行本
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この本を書かれた佐渡島庸平さんは編集者で、
最近リバイバルヒットした「君たちはどう生きるか」の
漫画バージョンを手掛けた方です。
新しい時代のコミュニティについて書かれたもので、
とても興味深い内容でした。
同世代(2歳差)なので、感覚的にわかる部分も多かったです。
コミュニティをどうやって作っていくか。
コミュニティには何が重要なのか、
ということが書かれているのですが。
私はどうしても
「コミュニティに参加した人の人生」について考えてしまいます。
作られたそのコミュニティに参加した人は、
幸せなのかな?とかね。
まぁ、望んでいるんだから幸せなんでしょうけどね。
どうしても、
一人一人をコマのように捉える感覚が拭えず、
私はそういうポジションで世の中に関わりたいのではないのだな、
ということがよくわかりました。
最後に、もう一人の別の編集者(この本の編集者ですね)
との対談がありました。
この方が「とにかく世の中をあっといわせたい」
と言っていて、
・・・ナイ!
と思いました。(笑)
そういう人もいるんだ、世の中には。
そういう人が世の中を動かすのか・・・。
あーこういう思惑にハマりたくない~。
巻き込まれたくない~。
というのが、私の率直な思いです。(笑)
ちょっと話がずれましたが、
コミュニティには「熱狂」が必要。
でも、この「熱狂」は身近にいる人を焼き払ってしまう作用もある。
だから、コミュニティには「安心安全」も重要だ、
というようなことが書いてありました。
私は、熱狂に巻き込まれたくありません。
他人の熱狂に巻き込まれて疲弊したくありません。
そして自分で熱狂を作り、
そこに人を巻き込みたいとも思わない。
たぶん、「安心安全」の部分を担いたいんだな。
「安心安全」がないと、熱狂しても成功しても、
たぶん、「幸せ」にはなれない。
コミュニティに安心安全を感じられなくなったら
それに自分で気づき、自分で脱出して
自分で歩く力を持つこと。
私が関わりたいのはその部分かも。
この本を読んでそう思いました。
内容が面白かったので、
紹介されている本もいくつか手配しました。
- 作者: 山岸俊男
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1999/06/01
- メディア: 新書
- 購入: 26人 クリック: 297回
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- 作者: 平野啓一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: 新書
- 購入: 19人 クリック: 299回
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まだ読んでる途中ですが、どちらも面白いです。
特に平野啓一郎さんの本は、すっごく共感。
同じ時代に同じ空気を吸ってた人の言葉だな。
平野さんの本を読んで腑に落ちた部分もたくさんあり、
セットで読めて私は良かったです。