ばんちゃんの心塾で、
「質問されただけなのにイラっとくる」
という話が出ました。
で、自分の過去のことを思い出したので、
ちょっと振り返ってみます。
大学1年の頃、
新宿の喫茶店でバイトしていたときの話です。
▼場所はアルタの裏らへんだった気がする
バイト先での出来事
私は1階のカウンター勤務だけど、
2階の厨房に、たまたま同じ大学の男子学生(1つ上)がいて、
休憩のときに何度か一緒になって話すことがありました。
・・・とはいっても、
別に親しくなったわけではありません。
当時私はサークルの先輩に片思い中で、
彼氏もいなかったのですが、
まぁ、その相手しか目に入ってない状態ですね。
バイト先では
「私に話しかけなくていいです」オーラを出し、
本を読んだりしていたと思います。
で、そのバイト先の人が、あるとき私に
「付き合ってる人いるの?」
と聞いてきたんです。
自動思考の判断は
そのときの私の自動思考は↓
は!?
仲良くもないのに、なに!?
失礼なやつだな!
あんたに関係ないわ!
彼氏いなきゃいけないのかよ!!
バカにしてんのか!!??
そんなわけでつっけんどんな返しをして終了。
笑える。そして恥ずかしい(笑)
これ、
けっこう長く「バカにされた思い出」として
残ってました。
ちょっと待て
でも、あるときふと思ったんです。
そうね~。30過ぎてからね~。
よく考えたらあの人、
バカにしたわけじゃなく、
私に気があったんじゃないのか? って。
嫌な思い出じゃなくて
「甘酸っぱい思い出」だったんじゃないのか??
そう考えると、
なんかいろいろ世界が違ってくるんじゃないか・・・?
質問されただけなのに腹が立つ理由は
思い返せば、10代の頃から、私、
質問されるだけで腹を立てていました。
具体的には忘れてしまったけど、
「私は失礼だと思うから尋ねないようにしているのに、
ずけずけ言ってくる人が大嫌い、理解不能、許せない」
という相談を、誰かにした記憶がある。
10代どころか、子供の頃だったような気もする。
「男にバカにされたくない」という観念と
「あれこれ訊くとウザがられて嫌われるから言わないようにする」
という過度な守りがあるせいで、
ロマンスに発展するかもしれなかったところで
何故かぶちキレ、(笑)
チャンスを逃したかもしれないんだなぁ~
例えばデリケートな質問
- 独身なの? 結婚しないの?
- 子供いないの?
- 二人目は作らないの?
こういう質問に、自動的にイラっと来る人は多いと思います。
確かに、デリケートな問題もはらむことなのに、
気軽に、ジャッジするために訊いてくる人もいる。
会話の流れが予想されるっていうかね。
そんなデリカシーのない上司や義母を撃退する言葉は
ネット上にあふれていて、その機転に関心することもある。
でもなんかその解決方法に違和感を覚えるんです。
そういう言葉は突如現れるから、
結局油断してると傷ついてしまう。
そしてどんどんガードが固くなる。
それって私が望んでることだろうか?
質問されただけなのに、イラつく理由は何だろう?
きっとそこには、思い込みがある。
結婚するような関係を結べない自分は劣ってる、とか。
子供が産めない自分は価値がない、とか。
望む自分になれないことへの悲しみとか。
実はそういう思い込みで自分を見ているから
相手の「質問」に、傷ついてしまうんじゃないのかな。
自分の思い込みを見つけて、認めてあげる。
そっか。そんな風に思ってたんだ。
そういう思いと直結していたら、言われると辛いよね。
でも、相手がそう言ってるわけじゃない。
自分に価値がないわけじゃない。
悲しいって言っていい。
大丈夫。
で、思い込みを少し緩める。
もし訊きたくなる側なら、考えてみるといいかも。
どうしてそれを訊きたいのか?
ただ自分の価値観を披露したいだけなら何も変わらないし相手もかたくなになるだけだからやめといたほうがいいかも。
相手の力になりたいとか、何か意図があるなら、それも一緒に伝えたほうがいいかも。
いまとなっては
私の出来事は、もう20年以上前の話。
チャンスを逃していたところで、
いまとなっては、別にどうでもいいんですけどね。
当時から素直で守ってない私だったら、
夫とも出会ってなかっただろうし。
それもこれも、必然、必要、ベスト。
でも、自分にかかっているフィルターや、
恐れ、思い込みのせいで、
勝手に嫌な思いを重ねてきただろうし、
楽しめてなかったこともたくさんあるんだろうな。
そして今もきっと、
気づかないで通り過ぎてしまっていることが
たくさんあるんだろう。
もっと世界を味わって、楽しんでいきたい!
質問されただけでイラついて、
それを撃退する方法を考えることに力を使うより、
もしかしたら気づいていないだけの楽しいことに
気づけるようになりたいし、
そこに力を使いたい、と思ったのでした。