2歳娘の言葉に思う「好き」と「嫌い」は隣りあわせ。

2歳の娘はイヤイヤまっさかり。

いつの頃からか、

「だい、だい、だいきやい!」(大大大嫌い)

という言葉を覚え、
気に入らないと連発しています。

誰も言ってないのに・・・

ある日突然、
「だいだいだいきやい!」と言われたときは
びっくりと同時に、言葉、応用してるの!?と思って
感心したのを覚えています。

ベースとなっているのは
「だいだい、だいだい、だーーいすき!」
ということば。
私がいつも、娘に言っていたのを真似して言うようになりました。
寝る前に抱っこしながら「だいだいだいだいだーいすき!」と言い合う、
至福のひとときだったんですが(;^_^A

誰も娘ちゃんに「だいきらい」とか言ったことないはずだけど・・・
あ、お兄ちゃんが口にしたことがあったかな?
ホント、よく聞いてるんだなぁ、と感心します。

好きなの?嫌いなの?

さて、昨日も寝る前にひと悶着あって、泣いて怒る娘ちゃん。

嫌だ嫌だ、と泣きながら、でもなんとか私に抱っこされ、
布団に入りました。

横になって抱っこしながら話しかけていると、
「うわぁぁ! もう、だいだいだいっきやい!」と言います。

私「そっかぁ。だいっきらいかぁ~」
娘「うー、もう、だいっきやい!」
私「そっかぁ。お母さんは、娘ちゃんのこと大好きだよ~」
娘「ううー。おかあちゃん、だいすき」(←怒ってる)
私「え?大好き?大好きって言ってたの?」
娘「おとうちゃん、だいきやい」
私「え?お父さん嫌いなの?」(お父さん、関係ありません)
娘「わあー、おかあちゃん、だいすき」
私「ありがとう、お母さんも大好きよ~。お父さんも娘ちゃん大好きよ~」
娘「うう。だいだい、だいすきぃ~・・・」

大嫌い、と言っているんだけど、
大好き、とも言っていて、どっちなんだ、と。

「大好き」と「大嫌い」

娘の言葉を聞いていて思ったのは、
「大好き」と「大嫌い」は、隣りあわせなんだな、ということ。

「大嫌い」と「大好き」、
正反対の意味の言葉だと思いがちですが、
もしかしたら、すごく近い感情なのかもしれない、と思いました。

大好き、だから、大嫌い、になりうる。
相手を大好きで、
すごく期待していたり、頼りにしているからこそ、
裏切られたり思い通りにならないと、
同じ強さで「大嫌い」となってしまう。

「嫌い」は「好き」の反対ではなくて、
「好き」の一種ともいえるのかな、と思いました。

好きの反対は?

そう考えると、「好き」の反対は「嫌い」ではないですよね。
たぶん「無関心」とか「どうでもいい」、なのでしょう。

自分の「好き」を考えたときに、
「嫌い」も一緒に考えてみると、
自分の感情がより深くわかるかもしれませんね。

それにしても、子供の言葉って面白いです。